「ナチスの『手口』と緊急事態条項」長谷部恭男、石田勇治著

公開日:  更新日:

 憲法学者と、ナチス・ドイツ研究の第一人者である歴史家による対談集。

 麻生副総理は、かつて改憲論議に関する演説で、ワイマール憲法を変えたヒトラーの政治手法に学んだらどうかと語った。ヒトラーがワイマール憲法を無効化し、独裁体制を樹立するために乱用したのが、憲法48条に規定された「大統領緊急措置権」だった。5年前に自民党が発表した憲法改正草案の目玉のひとつ「緊急事態条項」は、まさにこの「大統領緊急措置権」に相当するという。体制を壊さないよう備える仕掛け=緊急事態条項が、戦前のドイツでは体制そのものを壊す道具として利用された。

 かの国の歴史を検証しながら、安倍首相と自民党ががむしゃらに進める憲法改正の真の意図に迫る。

(集英社 760円+税)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    長谷川博己と破局報道 鈴木京香「もう育てきった」の真意

  2. 2

    キンプリ早くも「嫌いなジャニーズ」に…なぜアンチ多い?

  3. 3

    動くとビキニが…水原希子“透け映えコーデ”に会場クギづけ

  4. 4

    伊集院静氏が指摘 今の65歳から80歳が日本をダメにした

  5. 5

    石崎ひゅーいとは破局か “共演者キラー”蒼井優の次の相手

  6. 6

    安藤サクラに朝ドラ奪われ…満島ひかり“超ワガママ”の裏側

  7. 7

    後輩芸人と絶縁宣言で浮き彫りに JOYとユージの好感度の差

  8. 8

    日産は会長人事見送り…ルノーに逆らえずクーデター大失敗

  9. 9

    「THE W」優勝 阿佐ヶ谷姉妹より受けていたのは滝沢カレン

  10. 10

    半グレ摘発も…真空地帯となったミナミを仕切るのはどこか

もっと見る