本城雅人
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本城雅人作家

1965年、神奈川県生まれ。明治学院大学卒。スポーツ新聞の記者を経て09年「ノーバディノウズ」(第1回サムライジャパン野球文学賞)でデビュー。17年「ミッドナイト・ジャーナル」で第38回吉川英治文学新人賞を受賞。著書に「紙の城」「監督の問題」など多数。

連載<16> 谷水が翔馬を一瞥して車に乗り込む

公開日: 更新日:

 眼鏡が光ったと感じるほど、これまで見たことのない強い目をされた。谷水がこの店を大事にしていたのは知っていた。だからこれまでは確認しただけで声もかけなかったのだ。だがきょうに限っては仕方がないではないか。聞かなければ会社は谷水解任で書くつもりだったのだ。頭の中では理屈がいくらでも…

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【連載】連載小説「蹉跌」 本城雅人

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