「樹海警察」大倉崇裕著

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 警察大学校での初任幹部科教育を終えたキャリアの柿崎は、山梨県警上吉田署の地域課特別室の室長として赴任。初日、駅に出迎えにきた明日野はなぜか、柿崎を署ではなく樹海へと連れていく。地域課特別室とは樹海での自殺案件を処理する専門部署だったのだ。

 樹海の首吊り死体までたどり着いた柿崎の前に現れたのは、部下となる栗柄と桃園の2人だった。自分を上司扱いしない2人に憤る柿崎だが、遺体の検分を進める2人は口を挟む余地もないほど手際がいい。2人によると、遺体は別の場所で殺された他殺の可能性が高いという。柿崎はすぐに刑事課を呼ぶが……。

 樹海の遺体に事件のにおいを嗅ぎつけるはみ出し警察官トリオの活躍を描くユーモア警察小説集。

(角川春樹事務所 680円+税)


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