「東海道新幹線殺人事件」葵瞬一郎著

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 同日同時刻、すれ違ったばかりの東海道新幹線の下り大阪行き「のぞみ431号」と、上り東京行き「ひかり534号」14号車に置かれていたスーツケースの中から、頭を切り離され胸に抱えた状態の女性の遺体が見つかる。両方とも、スーツケースから目覚まし時計の音が鳴り響き、不審を抱いた車掌によって事件が明らかになった。

 神奈川県警の捜査によって、切り離された頭部が入れ替わっていたことが判明する。次作のアイデアを得ようと京都を訪れていた人気ミステリー作家の朝倉は事件に興味を抱き、編集者の百合とともに、翌日、事件が起きたのと同じ時刻の新幹線で東京に戻る。

 本作がデビュー作となる新鋭による長編鉄道ミステリー。

(講談社 880円+税)

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