「日本一の長寿県と世界一の長寿村の腸にいい食事」松生恒夫著

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 腸には全身の免疫細胞の60%以上が存在しており、「寿命は腸で決まる」と著者は言う。ある調査では慢性的な便秘がない人の方が病気にかかりにくく、明らかに生存率が高かったという。腸内細菌を活性化させ、腸を強くするには何を、どう食べるかが重要。本書は、腸専門医の著者が腸を強くする「長寿食」ならぬ「腸寿食」について解説した健康テキスト。

 長寿を誇る長野県をはじめ、大腸がん死亡率が全国一低い愛媛県、さらに世界一の長寿村、イタリアのアッチャロリ村などの食生活を分析。その食習慣を“いいとこどり”し、「発酵食品を取る」「野菜・穀物・魚介類を中心に食べる」「油はエキストラバージンオリーブオイルを使用する」の「地中海式和食」を提唱する。

(PHP研究所 880円+税)


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