「日本列島大変動」 後藤忠徳著

公開日: 更新日:

 大地震の発生数は近年、増加傾向にあり、過去90年間で直近の10年間の発生数が最も多いという。今、日本の地底で何が起きているのか、地震や火山に関する素朴な疑問に答えてくれるサイエンステキスト。

 地震のマグニチュードは数字上の違いはわずかでも、そのエネルギーの差は桁違い。東日本大震災級のマグニチュード9の地震エネルギーを解放するには、5の地震が100万回必要で、よく言われる、小さい地震が何度も起これば、たまったひずみが解放されて大きな地震が起こらないというのは俗説だそうだ。

 南海トラフ地震や首都直下地震など、気になる地震の話題も織り交ぜながら、地震や火山の噴火のメカニズムを解説。

(ポプラ社 820円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    映画「国宝」ブームに水を差す歌舞伎界の醜聞…人間国宝の孫が“極秘妻”に凄絶DV

  2. 2

    「時代と寝た男」加納典明(22)撮影した女性500人のうち450人と関係を持ったのは本当ですか?「それは…」

  3. 3

    輸入米3万トン前倒し入札にコメ農家から悲鳴…新米の時期とモロかぶり米価下落の恐れ

  4. 4

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償

  5. 5

    “やらかし俳優”吉沢亮にはやはりプロの底力あり 映画「国宝」の演技一発で挽回

  1. 6

    参院選で公明党候補“全員落選”危機の衝撃!「公明新聞」異例すぎる選挙分析の読み解き方

  2. 7

    「愛子天皇待望論」を引き出す内親王のカリスマ性…皇室史に詳しい宗教学者・島田裕巳氏が分析

  3. 8

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  4. 9

    松岡&城島の謝罪で乗り切り? 国分太一コンプラ違反「説明責任」放棄と「核心に触れない」メディアを識者バッサリ

  5. 10

    慶大医学部を辞退して東大理Ⅰに進んだ菊川怜の受け身な半生…高校は国内最難関の桜蔭卒