「ひざ痛は消える!」中村哲也著

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 中高年になると増えてくるひざの痛み。その原因の多くは、ひざ関節の軟骨がすり減り、炎症を起こす変形性ひざ関節症だ。整形外科では痛み止めの処方やヒアルロン酸の関節内注射などが行われるが、これらは対症療法であり、変形性ひざ関節症自体が治るわけではない。そのため、何度も痛みをぶり返し、治療を諦めてしまうケースも少なくない。

 しかし、柔道整復師の資格を持ち全国に8軒の接骨院を開業している著者は、姿勢の矯正とちょっとしたエクササイズを行えば、変形性ひざ関節症でもひざが一生痛まなくなると断言している。

 ひざ痛を抱えている人は、多くが「猫背」や「そり腰」になっている。背中やお腹の筋肉が緊張したり弱ったりすると姿勢が悪くなるが、同時に骨盤の回旋も妨げられる。すると歩くときにひざが曲がりっぱなし、あるいは伸びっぱなしになって負担がかかり、痛みの原因をつくる。

 ひざの痛みをなくすには、まず正しい姿勢で立つ習慣を身に付けることから始めるとよい。横から見たとき、耳、肩、骨盤の出っ張り、ひざ関節の真ん中、くるぶしが一直線になるように立つのが正しい姿勢。このとき、肋骨と骨盤がゴムでつながれていることをイメージし、そのゴムを左右均等にピンと伸ばすようにすると正しい姿勢をつくりやすい。また、O脚の人は足の親指に、X脚の人は足の小指に重心をかけて立つと、ひざ全体で荷重を支えられるようになり、ひざの負担が減る。

 本書では、インナーマッスルを鍛えるお尻歩きや、お腹の筋肉をほぐしたり背中の筋肉を伸ばして正しい姿勢を保ちやすくするエクササイズも紹介。痛まないひざを手に入れて、生き生きと活動的な毎日を過ごそう。

(自由国民社 1300円+税)

【連載】長生きする読書術

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