「警視庁心理捜査官 純粋なる殺人」黒崎視音著

公開日: 更新日:

 多摩中央署勤務の爽子は、本庁捜査1課時代の上司・柳原によって、町田署に設置された殺人事件の捜査本部に呼び出される。事件は、女子大生の朱美のアパートで友人の若菜が惨殺されたというもの。帰宅しない若菜を心配した親の通報で警官が朱美の部屋を訪ねると、鍵が開いており、粘着テープと結束バンドで拘束された朱美がいた。浴室には性器に歯ブラシの柄が突き入れられ、頭部が切断された若菜の遺体が放置されていた。

 捜査本部は朱美の証言をもとに犯人の行方を追うが、1カ月が過ぎても解決の糸口すらつかめていなかった。柳原は事件を洗い直すために特別心理捜査官の爽子を招聘したのだ。

 女性心理捜査官がプロファイリングによって事件の真相に迫る人気シリーズ最新刊。

(徳間書店 710円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “芸能界のドン”逝去で変わりゆく業界勢力図…取り巻きや御用マスコミが消えた後に現れるモノ

  2. 2

    落合博満さんと初キャンプでまさかの相部屋、すこぶる憂鬱だった1カ月間の一部始終

  3. 3

    渡辺謙63歳で「ケイダッシュ」退社→独り立ちの背景と21歳年下女性との再々婚

  4. 4

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  5. 5

    米価高騰「流通悪玉論」は真っ赤なウソだった! コメ不足を招いた農水省“見込み違い”の大罪

  1. 6

    大阪万博は鉄道もバスも激混みでウンザリ…会場の夢洲から安治川口駅まで、8キロを歩いてみた

  2. 7

    悠仁さま「9.6成年式」…第1子出産の眞子さん、小室圭さんの里帰りだけでない“秋篠宮家の憂鬱”

  3. 8

    参政党議員「初登院」に漂った異様な雰囲気…さや氏「核武装」に対しゼロ回答で現場は大混乱

  4. 9

    ダルビッシュの根底にある不屈の反骨精神 “強いチームで勝ちたい大谷”との決定的な違い

  5. 10

    悠仁さま「友人とガスト」でリア充の一方…警備の心配とお妃候補との出会いへのプレッシャー