「男鹿半島 北緯40度の殺人」梓林太郎著

公開日: 更新日:

 探偵の小仏に警視庁捜査1課の安間から依頼が舞い込む。刑事部の管理官の愛人である直美の父親、西坂真治の行方を捜して欲しいというのだ。スキャンダルを恐れた管理官が安間に内密に相談を持ち掛けたらしい。

 2日前、秋田市在住の真治は、高熱で苦しむ妻のために医者を迎えに行ったまま行方不明に。ガソリンスタンドの従業員の話から、真治の車が医院とは正反対の男鹿市の方向に走り去ったことが分かっている。

 翌日、秋田で関係者に話を聞いて回った小仏は、真治には結婚前、恋人との間に娘がいたことを知る。織江というその娘に会いに男鹿市に向かった小仏は、彼女の部屋で男の他殺体を見つけてしまう。

 秋田県男鹿半島を舞台に描く、人気旅情ミステリーシリーズ最新刊。

(実業之日本社 900円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?