「疫病2020」門田隆将著

公開日: 更新日:

 2020年1月、武漢で発生した新型コロナウイルスによる肺炎患者が日本で初確認された。米国は武漢からの直行便や乗り継ぎ便の乗客の症状の有無を疾病対策センターが調べた。

 ところが日本の厚労省は、武漢からの帰国者に症状を自己申告するよう求めただけだ。春節には70万人もの中国人が日本を訪れるのに。中国では、日本入国時に解熱剤をのみ、質問票の発熱と咳(せき)の項にNOと答えればよいとの情報が流れた。安倍政権にも野党にも危機管理意識が欠如し、国会では「桜を見る会」審議に時間が費やされた。厚労省には研究機関の国立感染症研究所があるだけで「専門家集団」がいないのだ。

 コロナ禍によって明らかになった日本の危機管理の実態をリポート。

(産経新聞出版 1600円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    山田涼介が「令和最強アイドル」と評されるワケ…主演ドラマ「一次元の挿し木」は玉森裕太を三歩リード

  2. 2

    沈黙貫く橋本愛vs佐藤二朗「週刊新潮」で反論の泥沼化…SNS連投で"自滅"を心配する声も

  3. 3

    『ひよっこ』再放送記念、神回「ビートルズがやって来る」再録

  4. 4

    骨折で入院中ですが…ブラジルに惜敗した森保Jを巡る一部炎上報道で心が痛い

  5. 5

    萩本欽一〈24〉相方の坂上二郎さんとは「遊ばない・食事しない・夢を語らない」を徹底した事情

  1. 6

    男子バスケ日本代表に激震、ホーバス監督“解任”の真相…過去には八村塁と確執も 

  2. 7

    孤立深まる高市首相…国会10日ぶり正常化でも続く“包囲網” 与党内からも反発の声噴出の自業自得

  3. 8

    佐藤二朗騒動の余波!「福田組」の長澤まさみへの“ハラスメント”舞台挨拶の悪ノリ動画が再注目…女性視聴者は嫌悪

  4. 9

    趣里が7月期テレ朝ドラマで出産後初主演 続く水谷家との「蜜月」で三山凌輝にも復活説

  5. 10

    村上誠一郎前総務相が高市政権バッサリ!「これが本当に保守政治なのか」…突きつけた自民「立党宣言」との乖離