「面白いって何なんすか!?問題」井村光明著

公開日: 更新日:

 ルミネの宣伝コピーで名作といわれるのが「試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。」。ファッションビルの広告で「本気の恋」という表現ではそれほど目を引くコピーにはならない。コピーであまり使われなかった「試着室」という単語を使ったことが目を引いたのだが、それよりも「試着室で思い出す」という心の動きを発見したことが多くの人の共感を呼んだのではないか。

 そのコピーで表現されたのが、「普段は誰も思い至らないけれど、言われると誰でも簡単に理解できること」だからである。  

 広告業界で仕事をして、いつも「面白い」プレゼンを要求されてきた著者が、「面白い」ことを追求した一冊。

(ダイヤモンド社 1500円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  2. 2

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  3. 3

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 4

    大山悠輔に続き石川柊太にも逃げられ…巨人がFA市場で嫌われる「まさかの理由」をFA当事者が明かす

  5. 5

    織田裕二がフジテレビと決別の衝撃…「踊る大捜査線」続編に出演せず、柳葉敏郎が単独主演

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  3. 8

    どうなる?「トリガー条項」…ガソリン補助金で6兆円も投じながら5000億円の税収減に難色の意味不明

  4. 9

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  5. 10

    タイでマッサージ施術後の死亡者が相次ぐ…日本の整体やカイロプラクティック、リラクゼーションは大丈夫か?