「S.O.P. 大阪遷都プロジェクト」増田晶文著

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 難波から私鉄で十分ほどの「梅町商店街」で、富瀬はお好み焼き屋をやっている。ある日、やってきた橋場秀喜という老人が、富瀬という名を聞いて、遠い記憶を探った。富瀬の祖父と橋場は、かつて大阪市長、關一の下で、市立大学や中央卸売市場をつくるなど、「大大阪」建設のために働いた仲だったのだ。祖父の残したノートの表紙には「セント・オーサカ・プロジェクト」の文字がある。橋場はこの計画の資金繰りを担当していたという。その橋場が行方不明になった。同じアパートに住む漫才師は、橋場が当時の資金を隠しているのではないかと疑っている。

「昭和の大阪」を舞台に、大阪遷都をめざす7人がドタバタ大騒動を巻き起こす。

(ヨシモトブックス 1600円+税)

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