「大井川殺人事件」梓林太郎著

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 旅行作家の茶屋は、行きつけのとんかつ屋の女将・海子から、娘の波路が登山に出かけたまま戻らないと相談を受ける。波路は交際中の若松に誘われ、登山を始めるようになったという。

 茶屋は、海子に付き添い警察署に向かう。その日の午後、波路が長野県の大鹿村で保護されたと連絡が入り、茶屋は海子を乗せて車で迎えに行く。波路によると、聖岳を目指して登山中、山中で若松とはぐれ5日間さまよった末に麓にたどりついたという。

 やがて捜索隊が若松の遺体を見つける。遺体には絞殺の痕跡があり他殺と判明。茶屋は、若松の所持品にあった服用すると5日間眠らずに水だけで激しい運動に耐えられるという危険薬物のことが気になり、調査を始める。

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