「大統領の条件」渡辺将人著

公開日: 更新日:

 2009年の政権誕生直後に執筆されたオバマ元大統領の評伝。

 アメリカ大統領の条件のひとつは、世界の指導者である前にアメリカ文化を体現する人物であること。しかし、オバマはタイムマシンで未来から来訪した異邦人のようで、ワシントンの「アウトサイダー」であるだけでなく、文化的にもアメリカの「アウトサイダー」だったと指摘。元大統領のその精神性の根源は前半生にあるという。

 ケニア人留学生の父とカンザス州出身の母が出会ったハワイ、オバマの誕生後すぐに離婚した母の再婚相手の母国インドネシアで過ごした少年時代、さらにロサンゼルス、シカゴ、ワシントンと、足跡をたどりながら、関係者への綿密な取材を重ね、その人物像を浮き彫りにする。 (集英社 946円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松重豊がついに引退を示唆し2代目探しに言及…「孤独のグルメ」井之頭五郎を継ぐ有力候補者の実名続々!

  2. 2

    “激ヤバ”高市チルドレン門寛子議員が大炎上! 国会前ペンライトデモを「ごっこ遊び」と揶揄・嘲笑

  3. 3

    “幼稚さ”露呈した佐々木朗希「報奨金事件」…ド軍日本人スタッフ2名が「7000万円超」もらえず?

  4. 4

    「考える野球」に混乱と苛立ちが続く中、涙が出そうになった野村監督の声かけ

  5. 5

    やはり万博EVバスは現場でも悪評ふんぷんの“いわく付き”だった…販売元が負債57億円で再生法申請

  1. 6

    NHKドラマ10「魯山人のかまど」は早くも名作の予感! 藤竜也は御年84歳、枯れてなお色香漂う名演技

  2. 7

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  3. 8

    巨人・坂本勇人「二軍落ち」のXデー…代打もムリで「そのまま引退」にも現実味

  4. 9

    赤沢経産相“ナフサ不安”の呆れた責任逃れ シンナー不足「目詰まり」「解消済み」に塗装業界は不信感

  5. 10

    楽天は“格安”、12球団監督の年俸はこうして決まる…出来高、日米待遇格差まで丸っと解説