「弾丸メシ」堂場瞬一著

公開日: 更新日:

 人気作家による旅と食のエッセー集。多忙な日々を送る著者が、連載の依頼を受けたときに出した条件は、必ず日帰り・食事は1時間以内に済ませる・絶対に残さないの3点。ゆえに弾丸メシ。

 初回は福島。まずは日課のジムで汗を流した後、新幹線の時間まで喫茶店で、移動の車中でも仕事に励む。別件の取材を終え、ようやく弾丸メシタイム。同行編集者によると円盤餃子なるものが名物らしい。餃子をワンバウンドさせてタレで汚れた白飯を食べるのが密かな喜びである著者にも異存はない。ところがお目当ての店に行くと、メニューに白飯がない!!

 以後、熊本「太平燕」、広島「美酒鍋」、そして出張先のフィンランドでは念願の郷土食「カラクッコ」と対面するが……。

(集英社 638円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状