「小説家の四季 1988-2002」佐藤正午著

公開日: 更新日:

 故郷の長崎県佐世保を拠点にする人気作家が、1年に4編、季節ごとに現在まで35年にわたってつづり続けてきたライフワーク的エッセーの集成。

 初回が書かれた1988年の春、著者は32歳。佐世保の港が見えるビルの7階を仕事場兼自宅にしている。一人暮らしで、誰にも気兼ねをせずに明け方に眠り、昼過ぎに起きて執筆するという日々。一緒に暮らす相手がいないのは寂しいと思わぬでもないけど、かまってくれる女性と独りきりの気ままな暮らしの2つは両立しない。だから一人暮らしの平穏を選択しているのだが、母が突然、見合い話を持ち込んできた。

 本書には第1期分としてこの初回から15年分を収録。07-15年分を収録した第2期も刊行中。

(岩波書店 1232円)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐藤二朗vs橋本愛騒動が直撃! フジドラマ“出たくない俳優”&“見たくない視聴者”の二重苦

  2. 2

    趣里が7月期テレ朝ドラマで出産後初主演 続く水谷家との「蜜月」で三山凌輝にも復活説

  3. 3

    萩本欽一〈24〉相方の坂上二郎さんとは「遊ばない・食事しない・夢を語らない」を徹底した事情

  4. 4

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  5. 5

    “キムタク効果”見込んだ吉野家の戦略は残念な結果に…ファンの間に沸き起こる「藤田ニコル復帰待望論」

  1. 6

    佐藤二朗騒動の余波!「福田組」の長澤まさみへの“ハラスメント”舞台挨拶の悪ノリ動画が再注目…女性視聴者は嫌悪

  2. 7

    ソフトバンク「佐々木麟太郎シフト」着々…同ポジションの中村晃引退、山川穂高二軍塩漬けが伏線

  3. 8

    「夫婦別姓刑事」とフジテレビの時代錯誤…“看板に偽りあり”のタイトルと「超・年の差婚」設定への嫌悪感

  4. 9

    萩本欽一〈25〉「車椅子でも絶対に明治座に出す」脳梗塞で左半身麻痺の坂上二郎さんを奮い立たせたひと言

  5. 10

    維新また猿芝居…国会空転トップ会談で定数削減法案に“白旗”も「今時点で取り下げない」と強がるワケ