著者のコラム一覧
山上たつひこ

1947年、徳島県生まれ。70年「光る風」で注目され、72年「喜劇新思想大系」でリアルな画風のギャグを確立。74年連載開始の「がきデカ」が社会的ブームに。88年から小説執筆を開始。2014年、原作を担当した「羊の木」(いがらしみきお画)が文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞。著書に「蝉花」「火床より出でて」「大阪弁の犬」「王子失踪す」ほか。

(23)胎児から産児の姿になり現世へ

公開日: 更新日:
イラスト とり・みき

 綾瀬は言った。

「エミューはどうしていたんですか」

「彼女はアパートの部屋で倒れていました」

 タキグチは立ち上がり、綾瀬のそばへ寄った。

「エミューは流産していました。綾瀬さん、あなたはそのとき流れたのです」

 タキグチは綾瀬の両肩に手を置いた。… 

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