「魔女と過ごした七日間」東野圭吾著

公開日: 更新日:

「魔女と過ごした七日間」東野圭吾著

 多摩川で男の死体が発見された。2年前まで警視庁の警官だった月沢克司と判明。指名手配の犯人の顔を覚えて街中で探す「見当たり捜査員」だったが、AIによる監視システム導入で不要になった。家族は中学生の陸真ひとりだけだ。

 刑事の脇坂に指示されて父の荷物を調べていた陸真は、永江照菜の「検査詳細情報」という書類を見つけた。依頼先は開明大学病院。そして月沢のスマホの発信履歴には「永江多貴子」という名があった。

 友人と開明大学病院を訪ねた陸真は、以前、図書館で出会った車椅子の少年が「数理学研究所」のバスに乗るのを見る。その少年と一緒にいた女性は不思議な力をもっていた。

ラプラスの魔女」シリーズの最新作。

(KADOKAWA 1980円)


【連載】今日の新刊

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦は大関昇進も“課題”クリアできず…「手で受けるだけ」の立ち合いに厳しい指摘

  2. 2

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 3

    マエケン楽天入り最有力…“本命”だった巨人はフラれて万々歳? OB投手も「獲得失敗がプラスになる」

  4. 4

    中日FA柳に続きマエケンにも逃げられ…苦境の巨人にまさかの菅野智之“出戻り復帰”が浮上

  5. 5

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  1. 6

    高市政権の“軍拡シナリオ”に綻び…トランプ大統領との電話会談で露呈した「米国の本音」

  2. 7

    エジプト考古学者・吉村作治さんは5年間の車椅子生活を経て…80歳の現在も情熱を失わず

  3. 8

    日中対立激化招いた高市外交に漂う“食傷ムード”…海外の有力メディアから懸念や皮肉が続々と

  4. 9

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  5. 10

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ