「シベリア鉄道三度目の正直」中野吉宏著

公開日: 更新日:

 大学の地理学の授業で「シベリア鉄道」を知った著者は、1982年、大学3年のとき、シベリア鉄道に乗ってノルウェーのペンフレンドに会いに行った。レニングラードで知り合った男が自宅に泊めてくれたのだが、当時は旅行者が個人宅に泊まることは「ご法度」だったのだ。

 2018年に3回目の旅に出た。ウランバートルからイルクーツクに行くのに、前回と同じ「263列車」に乗った。モンゴルとの国境のスフバートル駅ではなんと5時間28分も停車する。停車中は車内のトイレは使えないが、駅のトイレは暗くて汚い。ところが、出国審査が始まって車内に缶詰め状態に。車掌に「トイレに行きたい」と言うと、空のペットボトルを持ってきた! シベリア旅行で出会った人々の素顔を描く体験記。

(17出版 2200円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    TBS「ラヴィット!」の“テコ入れ”に不評の嵐! グダグダぶりを楽しむ独自性損失で視聴者離れ加速危機

  2. 2

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  3. 3

    「オールスター感謝祭」で“ブチギレ説教” …島崎和歌子は今や「第2の和田アキ子」の域

  4. 4

    NHK朝ドラ「風、薫る」巻き返しを阻む“最大のネック”…見上愛&上坂樹里Wヒロインでも苦戦中

  5. 5

    米国とイランが2週間の停戦合意も日本は存在感ゼロ…お粗末すぎた高市外交を識者「完全失敗」とバッサリ

  1. 6

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  2. 7

    高市政権が非情の“病人切り捨て”強行で大炎上! 高額療養費見直し「患者の意向に沿う」は真っ赤なウソ

  3. 8

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  4. 9

    JFAは森保一氏の“囲い込み”に必死 W杯後の「次の日本代表監督」のウワサが聞こえない謎解き

  5. 10

    『エニイ・タイム・アット・オール』1964年のジョンのギターを聴くだけで元気が出る