著者のコラム一覧
山上たつひこ

1947年、徳島県生まれ。70年「光る風」で注目され、72年「喜劇新思想大系」でリアルな画風のギャグを確立。74年連載開始の「がきデカ」が社会的ブームに。88年から小説執筆を開始。2014年、原作を担当した「羊の木」(いがらしみきお画)が文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞。著書に「蝉花」「火床より出でて」「大阪弁の犬」「王子失踪す」ほか。

(32)トカゲの皮をかぶって昇る太陽

公開日: 更新日:
イラスト とり・みき

 綾瀬は瞼を指で押さえた。稽古場の見学を頼んでおいてすっぽかした。麦の面目も丸つぶれだ。彼女は劇団の主宰者にどう言いわけをしたのだろうか。綾瀬は麦に電話を入れた。麦は応答しなかった。綾瀬はパソコンの前に座り直してメールを送った。

──麦様

 お兄ちゃんは発作を起こして… 

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【連載】金鳳花のフール

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