著者のコラム一覧
山上たつひこ

1947年、徳島県生まれ。70年「光る風」で注目され、72年「喜劇新思想大系」でリアルな画風のギャグを確立。74年連載開始の「がきデカ」が社会的ブームに。88年から小説執筆を開始。2014年、原作を担当した「羊の木」(いがらしみきお画)が文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞。著書に「蝉花」「火床より出でて」「大阪弁の犬」「王子失踪す」ほか。

(86)亮の本質は12歳の少年なのか

公開日: 更新日:
イラスト とり・みき

 綾瀬は手を伸ばして水をすくい顔を濡らす。

「水は連想させる。たとえば、酒井家の浴室はこの池みたいな匂いがするだろうか、いや、あそこの浴槽ならもっと水草の生い茂る沼の匂いに近いんじゃないか、とかね。でも、ぼくはすぐに気がつく。とんでもない。のんびりした浮き草だとか、内気な藻… 

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【連載】金鳳花のフール

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