著者のコラム一覧
山上たつひこ

1947年、徳島県生まれ。70年「光る風」で注目され、72年「喜劇新思想大系」でリアルな画風のギャグを確立。74年連載開始の「がきデカ」が社会的ブームに。88年から小説執筆を開始。2014年、原作を担当した「羊の木」(いがらしみきお画)が文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞。著書に「蝉花」「火床より出でて」「大阪弁の犬」「王子失踪す」ほか。

(120)親の本能で我が子と分かったのか

公開日: 更新日:
イラスト とり・みき

「彼は両親のもとを訪ねていったのです。いきなりね。自分は何十何年前の何月何日に流産で死んだこの家の長男だと自己紹介したのです。水子の国で新たな命をもらい幸せに暮らしていることも詳しく話をしたらしい。驚くべきは両親の対応でした。父親と母親は彼を家に上げて歓待したのです。母親は彼の体…

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【連載】金鳳花のフール

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