著者のコラム一覧
山上たつひこ

1947年、徳島県生まれ。70年「光る風」で注目され、72年「喜劇新思想大系」でリアルな画風のギャグを確立。74年連載開始の「がきデカ」が社会的ブームに。88年から小説執筆を開始。2014年、原作を担当した「羊の木」(いがらしみきお画)が文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞。著書に「蝉花」「火床より出でて」「大阪弁の犬」「王子失踪す」ほか。

(130)水子は恋をする。私も彼が好き

公開日: 更新日:
イラスト とり・みき

 昭和初期に建てられた三階建てのビル。屋上には傾いた鉄塔が載っている。錆びついたみすぼらしい鉄の骨組みだ。綾瀬はその下に立ってみた。ここでエミューと出会った。彼女はあの世とこの世の境から足を踏み出したばかりで固体でありながら気体の性質も備えた未知の羽虫のようだった。鉄塔は風もない… 

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【連載】金鳳花のフール

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