「魔窟」森功著

公開日: 更新日:

「魔窟」森功著

 日本大学は135年の歴史を持つ私立大学だが、2023年にアメリカンフットボール部員の薬物事件が発覚。その事件への対応のつたなさから、日大で強大な権力を持っていた田中英壽前理事長派への批判が高まり、芸術学部出身の作家・林真理子理事長が田中の側近を理事などの主要ポストから外し、改革に着手した。

 林理事長、酒井健夫学長、澤田康広副学長は記者会見を行うが、大麻が発見されてからこの問題が12日間も放置されていたことについて質問が集中し、炎上する結果に。澤田副学長は「理事長に報告を上げる事案ではなかった」と発言する。

 日大の改革を阻む「権力と闇」の実態に迫るノンフィクション。

(東洋経済新報社 1980円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  2. 2

    NHK「昭和16年夏の敗戦」は見ごたえあり 今年は戦争特別番組が盛りだくさん

  3. 3

    永野芽郁が“濡れ場あり”韓流ドラマで「セクシー派女優転身、世界デビュー」の仰天情報

  4. 4

    有本香さんは「ロボット」 どんな話題でも時間通りに話をまとめてキッチリ終わらせる

  5. 5

    海星・陣内優翔は長崎県初の“完全男”だが…スカウトが「上位獲得」を渋るワケ

  1. 6

    中居正広氏は法廷バトルか、泣き寝入りか…「どちらも地獄」の“袋小路生活”と今後

  2. 7

    綾瀬はるか3年ぶり主演ドラマ「ひとりでしにたい」“不発”で迎えた曲がり角…女優として今後どうする?

  3. 8

    中山美穂「香典トラブル」で図らずも露呈した「妹・忍」をめぐる“芸能界のドンの圧力”

  4. 9

    長崎を熱狂させた海星・酒井圭一さんが当時を語る…プロ引退後はスカウトとして大谷翔平を担当

  5. 10

    安藤サクラ「柄本佑が初めて交際した人」に驚きの声…“遊び人の父”奥田瑛二を持つ娘の苦悩