「うしろにご用心!」ドナルド・E・ウェストレイク著 木村郎訳

公開日: 更新日:

「うしろにご用心!」ドナルド・E・ウェストレイク著 木村郎訳

 泥棒のドートマンダーは、次の計画を打ち合わせるためアジトのクラブ「OJ」に顔を出す。しかし、仲間を招集したラルフが警察に捕まり、計画は流れる。

 そんなさなか、嫌われ者の故買屋アーニーから連絡が入る。何やら金儲けの話があるらしく、電話では話せないという。仕方なく、仲間のケルプと家を訪ねると、アーニーが隔離施設「地中海クラブ」に滞在中に知り合った大富豪のフェアウェザーのペントハウスから金目のものをすべて盗んで欲しいという。どうやら彼の態度が気に入らなかったらしい。フェアウェザーは当分、施設に足止めされるようで、話に乗ったドートマンダーはさっそく仲間を集め計画に取り掛かるが……。

 運のない大泥棒とその仲間たちを主人公にした大人気シリーズの初邦訳。 (新潮社 1155円)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」

  2. 2

    円安地獄で青天井の物価高…もう怪しくなってきた高市経済政策の薄っぺら

  3. 3

    現行保険証の「来年3月まで使用延長」がマイナ混乱に拍車…周知不足の怠慢行政

  4. 4

    ドジャース大谷翔平が目指すは「来季60本15勝」…オフの肉体改造へスタジアム施設をフル活用

  5. 5

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  1. 6

    佐々木朗希がドジャース狙うCY賞左腕スクーバルの「交換要員」になる可能性…1年で見切りつけられそうな裏側

  2. 7

    【武道館】で開催されたザ・タイガース解散コンサートを見に来た加橋かつみ

  3. 8

    “第二のガーシー”高岡蒼佑が次に矛先を向けかねない “宮崎あおいじゃない”女優の顔ぶれ

  4. 9

    二階俊博氏は引退、公明党も連立離脱…日中緊張でも高市政権に“パイプ役”不在の危うさ

  5. 10

    菊池風磨率いるtimeleszにはすでに亀裂か…“容姿イジリ”が早速炎上でファンに弁明