「犬を盗む」佐藤青南著

公開日: 更新日:

「犬を盗む」佐藤青南著

 警視庁捜査1課の植村は、資産家のタカ子が自宅で殺された事件を担当。犬が苦手な植村は、現場に到着して冷や汗を流す。タカ子は犬を飼っていたようなのだ。しかし、タカ子の愛犬は1年ほど前に死に、庭に埋められたらしい。現場の状況から顔見知りの犯行と思われたが、近所に住む娘によると、タカ子は気難しく誰も家には近寄らなかったという。

 同じころ、コンビニのアルバイト店員・鶴崎は同僚の松本が犬を飼い始めたと知り、アパートに押しかける。犬には興味がないが、ある事情から松本の身辺を調べているのだ。捜査が難航する中、植村はタカ子が愛犬の死後、新たに犬を飼い始めたことを突き止める。しかし、現場にその犬はいなかった。

 現代のペット事情を織り込みながら、1匹の犬の数奇な運命を描く長編。 (実業之日本社 902円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    麻生太郎が「皇室典範」改正を急ぐ理由は…“日本会議の30年の集い”に間に合わせたいから

  2. 2

    福山雅治も結婚後は苦戦…亀梨和也も正念場を迎えている

  3. 3

    佐藤二朗の地上波ドラマはしばらく厳しいが…橋本愛の事態はもっと深刻

  4. 4

    安青錦は「カラダ」より「アタマ」に課題…2ケタ勝利で大関復帰を果たせるか

  5. 5

    小栗旬は「思い入れがない」コメント…福田雄一監督また炎上でも仕事が減らない映画業界のウラ事情

  1. 6

    要潤、玉山鉄二、速水もこみち…40代イケオジ俳優3人の「人生いろいろ」

  2. 7

    高市首相に“もう1つの爆弾”「副首都法案」炸裂の可能性 会期延長なら疑惑追及&身内疲弊のWパンチ

  3. 8

    二宮和也をNHKが起用で音楽特番MCは元嵐まみれに…テレビ局では“ポスト嵐”探しが迷走中

  4. 9

    佐藤二朗騒動の余波!「福田組」の長澤まさみへの“ハラスメント”舞台挨拶の悪ノリ動画が再注目…女性視聴者は嫌悪

  5. 10

    引退した東山紀之に錦織一清演出で「少年隊」還暦コンサートのすすめ