首都圏ニュースでもスルー…際立ったNHKの「都知事選」無視

公開日: 更新日:

 東京都知事選の結果は出たが、この間のテレビ報道を見る限り、「ホントに都知事選をやっているのか」と思うこともあるほど静かだった。なかでもNHKのほとんど無視とも言える姿勢は際立っていた。

 例えば、朝の定番「おはよう日本」。6日の6時台と7時台の優先度の高い7項目は九州北部・四国で積雪、去年の働く人1人当たりの給与総額が前年と同額、聖火到着や浅田真央のソチ五輪関連などで、都知事選のニュースはなく、7日からの選挙制度の7党協議やベルリン映画祭開幕を取り上げていた。翌日はどうかというと、「おはよう日本」では1秒も報じなかった。

 思わず、「ニュースは明日のことより、今でしょ!」と突っ込みたくなったほどだ。

 で、7日に圧倒的に時間を割いたのが開会式前に競技が始まったフィギュアやモーグルなどのソチ五輪関連ニュース。現地の上條倫子アナが「たっぷりお伝えします」と前振りし、およそ13分も割いた。米欧首脳が開会式に欠席する中での安倍首相のロシア訪問、「辞職・出直し」という名の橋下徹大阪市長の“逆ギレ市長選”は伝えたものの、都知事選は音なしの構え。7時45分からの首都圏ローカル枠では取り上げるのではと期待したが、ここでも一切なし。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋