ソフトバンク孫社長のビジネス戦略に日本映画界“戦々恐々”

公開日: 更新日:

「日本映画界とは考え方も規模も違いすぎる」との声が上がっている。徐々に明らかになってくる、ソフトバンク孫正義社長(57)の映画ビジネス戦略に対してだ。

 ロイターなどによると、ソフトバンクは米の映画製作会社「レジェンダリー・エンターテインメント」に2億5000万ドル(約270億円)を出資し合弁会社を設立する。同社は日本でもヒットした「GODZILLA ゴジラ」を手掛け、第2弾も製作するという。

「孫社長はハリウッド発の映画製作に直接関わるとともに、合弁会社を通じて、インターネットや携帯端末を通じたTV映画配信サービスをスタートさせる方向です。日本映画の場合、興業収入が利益の大きなもので、DVD販売も激減しており、今やなかなか2次使用料が当て込めない状況が続いています。しかし、孫社長は製作の大本を押さえるとともにネット配信など自分たちで新たな2次使用の環境を開拓、日本はもちろん、中国やインドといった新興国をも視野にしているのです」(映画関係者)

 ロイターによれば、孫社長はさらに「ドリームワークス・アニメーション」に対しても買収交渉を進めているという。こちらはS・スピルバーグが設立した映画製作会社ドリームワークスのアニメ部門で、「シュレック」や「マダガスカル」などを製作している。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束