お笑い仕事は月2日…ソラシド本坊元児のバイト&貧乏生活

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 明日のブレークを信じてガテン系バイトに汗を流す、お笑いコンビ「ソラシド」のボケ担当、本坊元児(36)。お笑いの仕事は月にわずか2日だけ、それ以外はバイトの日々。「プロレタリア芸人」(扶桑社)を発売したばかりだ。

■2年ぶりに奮発したハンバーグが…

 3年前の初夏のことでした。湘南海岸は日差しがすごくまぶしくて、江の島を右手に見ながら、その手前では、何十人ものサーファーが気持ち良さそうに波乗りしていて。

 ボクはといえば、くたびれた作業着にヘルメット、安全靴を履き、海まで歩いて3分ほどの建築現場のバイト作業員でした。それで海を眺めながら昼飯を食べようと、砂浜まで歩いたんです。

 節約のため、完全自炊で、いつも手作り弁当でしたが、この日は定番のミートボールではなく2年ぶりにハンバーグを大奮発。その重量感はミートボールの比じゃありません。値段はたった数十円の違いかも知れませんが、ボクの中では横綱と平幕くらいの歴然とした違いがあるんです。トロットロのデミグラスソースがツヤツヤとおいしそうでした。

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