ヒロシさん<4>ホストから逃げる間に書いた「ヒロシです」

公開日: 更新日:

 一度は芸人を諦めた。ホストの仕事は簡単に辞めさせてもらえず、週6日働きづめの生活から逃れるには東京を出るしかなかった。それが2003年ごろ。店が潰れたのを知ってから再び上京し、改めてお笑いの道に進んだ。

「バイトで生活費を稼ぎながら、フリーのピン芸人として月20本はライブに出ていました。ネタはホストから逃げていた間に書いていて、それが『ヒロシです』だったんです。もう東京には戻れないと思っていたので、発表する予定もなかったんですけどね」

 ライブなど活動を見ていた大手芸能事務所「サンミュージックプロダクション」から声が掛かり、芸人として所属すると、日テレ系のバラエティー番組「エンタの神様」やテレ朝系の「笑いの金メダル」などに出演。04年には、「ヒロシです」で大ブレークする。

「テレビで売れていたときは最高月収が4000万円になりましたが、売れてから数カ月後に30万円の給与が振り込まれたときが本当にうれしかったです。初めて、ひと月生活できる金を稼いだという実感がありました」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束