著者のコラム一覧
青山佳裕

1954年、東京生まれ。美空ひばりの時代から取材歴40年。現在も週刊誌などで活躍するベテラン直撃記者。

拒絶のトヨエツと冗舌の羽賀研二…過熱した取材合戦の記憶

公開日: 更新日:

「面白いことをやろうよ」を第一に掲げ、けんかになっても逃げない。「むしろ、揉めるくらいのところから始まった方が、いい取材ができたり、相手と仲良くなれるよ」と言っていた。

 それは本当だと思うようになったのは、携帯が出回り始めた頃だ。情報の行き来が早くなり、芸能人や関係者からのリークが増えていったのだ。

「これ知ってますか?」と、羽賀研二もどこにも出ていないネタを振ってきたりした。借金や女問題があぶり出されて窮地なはずなのに、不敵な笑いが聞こえてきた。「誠意大将軍」は裏の顔が見え隠れしていた。アンナとペアヌード写真集も出し、バカップルとも呼ばれていた。

 F1レーサーのジャン・アレジと熱愛中のゴクミこと後藤久美子が成田空港から単身渡仏した。二十歳そこそことは思えない落ち着き、そして目を見張るほどの美しさに、男の記者は見惚れてしまい、口をあんぐりと開いていたものだ。 (聞き手=長昭彦/日刊ゲンダイ

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  2. 2

    「備蓄米ブーム」が完全終了…“進次郎効果”も消滅で、店頭では大量の在庫のお寒い現状

  3. 3

    阿部巨人が今オフFA補強で狙うは…“複数年蹴った”中日・柳裕也と、あのオンカジ選手

  4. 4

    さや氏の過去と素顔が次々と…音楽家の夫、同志の女優、参政党シンボルの“裏の顔”

  5. 5

    ドジャース大谷翔平「絶対的な発言力」でMLB球宴どころかオリンピックまで変える勢い

  1. 6

    参政党のあきれるデタラメのゴマカシ連発…本名公表のさや氏も改憲草案ではアウトだった

  2. 7

    参政党「参院選14議席」の衝撃…無関心、自民、れいわから流れた“740万票”のカラクリ

  3. 8

    オレが立浪和義にコンプレックスを抱いた深層…現役時代は一度も食事したことがなかった

  4. 9

    参政党・神谷宗幣代表「日本人ファースト」どこへ? “小麦忌避”のはずが政治資金でイタリア料理三昧

  5. 10

    ドジャースに激震!大谷翔平の“尻拭い役”まさかの離脱…救援陣の大穴はどれだけ打っても埋まらず