坂東彦三郎さんは芝居をしながら地球3周 絶対行きたい国は

公開日: 更新日:

坂東彦三郎さん(歌舞伎俳優・43歳)

 人間国宝の17世市村羽左衛門(故人)の孫で2017年に父・坂東楽善から9代目として彦三郎の名を譲り受けた。この8月には「刑事7人」(テレビ朝日系)でドラマに初出演し、歌舞伎以外の世界にも活躍の場を広げている。

 死についてはあまり考えたことがないですね。祖父の教えは毎日を丁寧に楽しく、「日々初心を大事にしなさい」。歌舞伎は同じ作品を長年繰り返し演じるので惰性に陥らず、いつも初心で気持ちを改めて演じなさいということだと受け止めています。だから、過去や未来のことより目の前にあることに集中してきました。

 独身時代も、休みの時は予定を立てたりせず、朝起きて行きたいなと思ったらパスポートをひとつ持って外国へ行ってしまうタイプでした。

 でも、今なら「世界3周したい」かな。もちろん芝居をしながら。ワールドツアーですかね(笑い)。小中学生や親子対象の鑑賞会をたまにやっていますが、歌舞伎をあまり知らない人に見てもらい、歌舞伎座で上演するのとは違う熱量でリアクションをもらうのがすごく面白いと感じるんです。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋