著者のコラム一覧
井筒和幸映画監督

1952年12月13日、奈良県出身。県立奈良高校在学中から映画製作を始める。75年にピンク映画で監督デビューを果たし、「岸和田少年愚連隊」(96年)と「パッチギ!」(04年)では「ブルーリボン最優秀作品賞」を受賞。歯に衣着せぬ物言いがバラエティ番組でも人気を博し、現在は週刊誌やラジオでご意見番としても活躍中。

森田県知事よ早いとこクレーン車でも消防車でも呼んでこい

公開日: 更新日:

 ほんとにだらしない。何をもたついてるんだ! こらっ! 千葉県の知事、アンタだよ! 森田健作。「おれは男だ!」じゃなかったのか? アンタが指令しないと誰がすんだ!? あの鉄骨ネットの撤去だ。いつまでモタモタしてるんだ!

 オレが市原市のゴルフ練習場の巨大鉄骨ネットに直撃された集合住宅の住人なら、今も知事室に怒鳴り込んで座り込んでるぞ。いまだに何の撤去作業もされないまま放置されてる。9日の台風からもう何日経ったというのか。被害住宅の人たちはもう我慢のしようがないし、怒り爆発で当然だ。

 いや、あまりにも嘆かわしい事態だ。どうして、あのまま放置されてるんだ? おい! 森田健作知事よ、何家屋もの屋根を潰しているのは誰だ? 台風の強風じゃないぞ。もう台風はとっくの昔に消えていったんだ。何が「千葉中、爪痕だらけ」だ。何が「県民はよくガンバってます」だ。散々な目に遭ってブルーシートしか方策がないから、我慢してるだけじゃないか。知事が誰だろうが、あんな最悪な鉄骨ネットはとっとと片づけたいと思わないか? 知事の指令が無理なら、政府にかけあって、自衛隊でも何でも撤去してくれるように要請しろってことだ。そのための自衛隊だろが。おまけに、ゴルフ場側の弁護士は、放ったらかしのあの惨状に何の知恵も出さないで、たわ言を並べていた。「これは自然災害なので、家屋の修繕費は支払えません」ときたもんだ。被害住人たちに知らせたとか、オーナーさんよ、アンタ事業主だろ、鉄骨ネット建てて金儲けしてたんだろが。「出来るだけのことは致します」なんてどの口で言ってたんだ。住人たちこそ開いた口が塞がらんぞ。だから、おい! 森田健作よ、オマエが早いとこ何か発令でも指令でも出して、クレーン車でも消防車でも呼んでこいって言うんだ。被害は免れたものの近所に住む人たちも、あの無用の鉄クズの塊に、イライラしまくっているはずだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  2. 2

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  3. 3

    長女Cocomi"突然の結婚宣言"で…木村拓哉と工藤静香の夫婦関係がギクシャクし始めた

  4. 4

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  5. 5

    長嶋一茂は“バカ息子落書き騒動”を自虐ネタに解禁も…江角マキコはいま何を? 第一線復帰は?

  1. 6

    嵐ラストで「500億円ボロ儲け」でも“びた一文払われない”性被害者も…藤島ジュリー景子氏に問われる責任問題

  2. 7

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  3. 8

    "お騒がせ元女優"江角マキコさんが長女とTikTokに登場 20歳のタイミングは芸能界デビューの布石か

  4. 9

    27年度前期朝ドラ「巡るスワン」ヒロインに森田望智 役作りで腋毛を生やし…体当たりの演技の評判と恋の噂

  5. 10

    菊池風磨率いるtimeleszにはすでに亀裂か…“容姿イジリ”が早速炎上でファンに弁明

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    嵐ラストで「500億円ボロ儲け」でも“びた一文払われない”性被害者も…藤島ジュリー景子氏に問われる責任問題

  2. 2

    トリプル安で評価一変「サナエノリスク」に…為替への口先介入も一時しのぎ、“日本売り”は止まらない

  3. 3

    27年度前期朝ドラ「巡るスワン」ヒロインに森田望智 役作りで腋毛を生やし…体当たりの演技の評判と恋の噂

  4. 4

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  5. 5

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  1. 6

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  2. 7

    今田美桜が"あんぱん疲れ"で目黒蓮の二の舞いになる懸念…超過酷な朝ドラヒロインのスケジュール

  3. 8

    織田裕二「踊る大捜査線」復活までのドタバタ劇…ようやく製作発表も、公開が2年後になったワケ

  4. 9

    「嵐」が2019年以来の大トリか…放送開始100年「NHK紅白歌合戦」めぐる“ライバルグループ”の名前

  5. 10

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞