朝のワイドショーは様変わり「安く仕上げろ」が最優先に

公開日: 更新日:

 テレビの朝のワイドショーが今週からがらりと変わった。TBS系「ビビット」は番組名が「グッとラック!」となり、司会進行は立川志らくとアナウンサーの国山ハセンが担当している。

 フジテレビ系「とくダネ!」は、笠井信輔アナが退社で外れ、俳優の石黒賢、お笑いカズレーザー、社会学者の古市憲寿サッカー元日本代表の鈴木啓太がスペシャルキャスターに起用された。

 これらリニューアルの狙いは、制作費の削減だ。「ビビット」は司会の国分太一と真矢ミキのギャラだけで1日200万円ともいわれたが、志らくと局アナの国山なら数十万円で済む。

「とくダネ!」の新キャスターも、古市や鈴木は文化人枠、スポーツ枠だからもともとギャラは安いし、カズレーザーも石黒も本業ではないから、“値引き”されている。一説には、司会の小倉智昭は膀胱がん手術後は担当コーナーを減らし、契約料も下がり、その分で新キャスターのギャラを払っても、お釣りがくるという。

 社員コメンテーターの出番も増えている。週刊文春の「好きなコメンテーター」にランクインされたテレビ朝日系「モーニングショー」の玉川徹日本テレビ系「スッキリ」の下川美奈は報道局記者だが、番組では看板のひとりだ。突っ込みどころを承知しているから、司会者も話を振りやすいし、なによりもギャラが発生しないのは大きい。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束