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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

宮迫博之「激励会」レポートに“芸人”さんまの真骨頂を見た

公開日: 更新日:



■「今見ても腹立つわ」

 23日に放送された「明石家笑業修学旅行」(フジテレビ系)。闇営業問題で記者会見した吉本の岡本昭彦社長をパロディーにした後輩芸人を見て、「今見ても腹立つわ」と本音とも思える発言をポツリ。騒動当初、さんまは「ギャラを上げたほうがいい」といった発言はするものの、吉本内については触れることはなかった。

「さんまは個人事務所があって吉本とは業務提携。吉本内の問題に対して外野の人間が余計な口を出さずのスタンスを取っている。芸人らしい一面だと思う」(テレビ関係者)

 吉本幹部とも親密な松本が幹部批判や会社改革のアドバルーンを揚げていたのとは対照的だった。騒動も一段落。最近は騒動を芸人がネタにするが、さんまの「腹立つわ」発言はいまだに現幹部に対して正直な気持ちだと思う。

 宮迫復帰のお膳立ても、吉本に捨てられた人間を吉本の人間が救うことは、さんまにしかできない。集まった人も「さんまが後押しするなら宮迫も応援しよう」とさんまを支持する人たち。それは、「俺の元にはこれだけ芸人も仕事関係者も集まりますよ」とさんま個人の人望の厚さを内外に示したことにもなった。仮にさんまが吉本との関係を解消。「明石家興業」を構えたならば、後輩芸人も多く移籍するだろうし、お笑い界の一大勢力になり得る。周囲には「歯がゆい。早く正式に独立すれば」と言う人もいるが、芸能関係者はこう話す。

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