堀ちえみが「徹子の部屋」で手術後初の肉声を披露した真意

公開日: 更新日:

 昨年2月にステージ4の舌がんであることを公表し、手術を経てリハビリを続けてきた堀ちえみ(52)が7日放送の「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演。手術後、初めてテレビで肉声を披露した。言葉は以前のように明瞭ではないものの、丁寧に一言一言を発し、「こんなにも話せるようになるんだ」と黒柳をうならせた。

 驚いたのは堀が受けた大手術と壮絶なリハビリの内容だ。舌の6割と首のリンパに転移した腫瘍を切除し、失った舌の左側の部分に自分の太ももの組織を移植したという。

 堀は「舌から水分が抜けていくことを逆算して大きめに移植するんです。手術後、鏡で自分の顔を見ると、口は閉じないし、舌がはみ出ていて、職業柄『この先ないな』と思いました。命は助かったけど、どう生きていけばいいのか……」と途方に暮れたという。

 そんな状態でありながら発声と呼吸、嚥下の練習を繰り返し、ベッドで懸命にリハビリに取り組む姿も「徹子の部屋」で公開した。

「堀さんは時折、笑顔を交えながら話していましたが、手術後は激しい苦痛に悶え苦しみ、唾液をのみ込むことはもちろん、眠ることも難しかったといいます。それなのに堀さんはそうした苦労話はほとんどせず『生きていて良かった。がんは私に素晴らしいことを教えてくれました』と語っていました。15歳から80年代の厳しい芸能界を生き抜いてきただけに精神的にタフなのでしょう」(芸能プロ関係者)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  3. 3

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 4

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  5. 5

    (5)「名古屋-品川」開通は2040年代半ば…「大阪延伸」は今世紀絶望

  1. 6

    「好感度ギャップ」がアダとなった永野芽郁、国分太一、チョコプラ松尾…“いい人”ほど何かを起こした時は激しく燃え上がる

  2. 7

    衆院定数削減の効果はせいぜい50億円…「そんなことより」自民党の内部留保210億円の衝撃!

  3. 8

    『サン!シャイン』終了は佐々木恭子アナにも責任が…フジ騒動で株を上げた大ベテランが“不評”のワケ

  4. 9

    ウエルシアとツルハが経営統合…親会社イオンの狙いは“グローバルドラッグチェーン”の実現か?

  5. 10

    今井達也の希望をクリアするメジャー5球団の名前は…大谷ドジャースは真っ先に“対象外"