著者のコラム一覧
ラリー遠田お笑い評論家

1979年、愛知県名古屋市生まれ。東大文学部卒。テレビ番組制作会社勤務を経てフリーライターに。現在は、お笑い評論家として取材、執筆、イベント主催、メディア出演。近著に「松本人志とお笑いとテレビ」(中央公論新社)などがある。

ディスる納言は酒浸りの薄と影の薄い安部が絶妙のバランス

公開日: 更新日:

 納言は昨年ブレークを果たし多くのバラエティー番組に出演するようになった。その中では薄の酒飲みキャラに注目が集まっていた。彼女は一日も欠かさず酒を飲んでいる本物の酒浸り芸人だ。

「アメトーーク!」で自宅にカメラを置いてその飲みっぷりを検証したときには、発泡酒24本を飲み続け、そこにビールを加えて、いったん寝た後でまた目を覚まし、迎え酒をしてからようやく眠りについた。お笑い界有数の酒豪として知られる千鳥大悟もあきれるほどの本物の大酒飲みだった。

 薄は通っていた農業高校で3回の停学を食らい、退学処分になっているという過去もあり、そのやさぐれキャラは筋金入りだ。

 薄ばかりに注目が集まる中で、相方の安部紀克(27=写真左)はどんどん影が薄くなっている。最初は一緒にネタを作っていたのだが、最近では薄だけにネタ作りを任せるようになり、ますます存在感がなくなってきている。

 とはいえ、この感じがキャラの濃い薄と好対照を成しており、コンビとしてのバランスはいい。今年も活躍が期待できそうだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束