辛坊治郎氏降板の「深層NEWS」パワハラ騒動で日テレ大混乱

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 日本テレビ側と辛坊氏の不協和音は今も続いている。辛坊氏はこの降板劇を自身のメールマガジン「辛坊治郎メールマガジン」(まぐまぐ)やラジオ「週刊ニュース解説 辛坊治郎のズバリ&どうよ!」でも、<突然クビにしやがって!視聴率3倍だぞこの野郎!視聴率3倍でクビって聞いたことないぞ>と冗談まじりに明かしている。

■本人が降板公表も日テレがオープンにしない不思議

 辛坊氏本人が公表したにもかかわらず、日本テレビは辛坊氏の降板をいまだに正式発表していない。

「日テレは降板の発表をする予定はないようです。辛坊氏にできるだけ触れたくないのでしょう。最終日に辛坊氏が降板のあいさつをする程度で終わりじゃないでしょうか。現場もほったらかしです。辛坊氏本人が主張するような目覚ましい活躍だったどうかは別にして、半年に渡って冠番組をけん引してきた彼を“空気”みたいに扱うのは別の意味でモラハラにもうつります」(同前)

 辛坊氏は01年から日本テレビのスタジオで収録されていた「ズームイン!!SUPER」で解説を務めたことや、今でも全国ネットの「ウェークアップ!ぷらす」(読売テレビ)で司会を担当するなど日本テレビ系列の番組に貢献してきた。それがこのような形で契約を打ち切られるのは、忸怩たる思いに違いない。新型コロナウイルスによって企業による派遣労働者の“雇い止め”が社会問題になっているが、フリーランスの立場の弱さが改めて浮き彫りになった形といえる。

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