DJ小林克也「ベストヒットUSA」40周年 なぜ胸を打ち続ける
当時はスネークマンショーでも小林克也は大人気を博した。桑原茂一(70)、伊武雅刀(72)と組んでの異色の音声コント。親に隠れて聴いて、過激なシモネタやタブーをも恐れぬシニカルなネタに爆笑したのも当時の若者世代には懐かしい思い出だ。
「スネークマンショーももともとはラジオ番組で、全米で伝説のDJウルフマン・ジャックにあやかり、克也さんが巳年生まれということでスネークマンとしたんです。テレビではなく、ラジオだからこそできる表現、ネタというのがあって、スネークマンショーのコントはまさにそれ。とりわけYMOのアルバム『増殖』でのコラボは衝撃的で、権威を笑い、つまらない常識を笑い、ぶち壊す彼らのコントはまさにロックでしたね」と加藤氏は続けた。
小林克也は「ザ・ナンバーワン・バンド」というバンドを率いて、40年前からラップに取り組んでいるというのだから、たしかに凄い。
だからこそ、ベストヒット小林克也ショーは、中高年になった80年代青年の胸を今も打つのだろう。