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吉田隆記者、ジャーナリスト

1984年に写真週刊誌「FRIDAY」の創刊準備メンバーとして専属記者契約を結ぶ。87年の大韓航空機爆破事件では、犯人の金賢姫たちが隠れていたブダペストのアジトを特定、世界的に話題となる。初代「張り込み班チーフ」として、みのもんたや落合博満の不倫現場、市川染五郎(現・松本幸四郎)や石原慎太郎の隠し子、小渕恵三首相のドコモ株疑惑などジャンルを問わずスクープ記者として活躍。

<81>早貴被告は「ワイドショーに出ないと言ったじゃない!」電話で怒り続けた

公開日: 更新日:

「大下さん、もうワイドショーには出ないと言っていたじゃない! ウソは言わないでよ!」

 彼女は大下さんにリビングから電話をかけて、なんと1時間近くも怒ったのである。通話はスピーカーホンになっていたので、我々も大下さんの声を聞くことができた。彼女が大下さんの発言のどの部分に怒ったのかはいまだにはっきりとはしない。8月3日発売の写真週刊誌「FRIDAY」で大下さんの単独インタビューの記事を載せたことに対しては、彼女は文句を言わなかった。なぜワイドショーの録画出演に対して、あんなに怒ったのだろうか。

 大下さんは、「早貴被告は片付けをしないのに、野崎幸助さんが亡くなった夜に大下さんが帰宅した時は、リビングのテーブルにビール瓶はなかった」と指摘した。それが癇に障ったのか。

 それともだ。野崎さんが亡くなる直前に一緒にリビングでテレビを見ていた時に、早貴被告がトイレに行くフリをして2階に上がったのを大下さんに見られたという可能性もある。リビングにはドアがあり、トイレは2階に上がる階段のはす向かいにある。もしくはトイレにいた大下さんが出ると早貴被告が階段を下りてきたという可能性もある。いずれにしろ早貴被告は大下さんに決定的な場面を目撃されていたから口止めのために懐柔しようとしたのではないか。

 遺体発見は10時すぎごろなのだから、その前に早貴被告が2階の寝室に行っていたことがバレるのは都合が悪かった。だから大下さんにすり寄ったと私は考えている。

【連載】紀州のドン・ファンと元妻 最期の5カ月の真実

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