安田顕が放つ枯れた色気と“クセモノ”オーラ 1月期ドラマ「逃亡医F」と「しもべえ」で好演

公開日: 更新日:

「思わず笑っちゃいましたね。安田さん独特の魅力的なあの声で変態チックなセリフ。私も〈ツッコミどころを笑って楽しむドラマなんだ〉と理解しました。1980年代に一世を風靡した大映ドラマ的な、大げささを楽しむドラマなのかなと」(芸能ライターのエリザベス松本氏)

 そんな安田は今期2つのドラマに出演と、相変わらずの多忙ぶりだ。もう1本は、毎週金曜にNHKで放送中の「しもべえ」で、白石聖(23)が演じるヒロインの女子高生が困った時に、どこからともなく現れて問題を解決する謎のおじさん役である。

「セリフは一切なく、表情と動きのみで見せる難しい役ですが、さすがは演技派。愛すべきキャラクターになっており、必見ですよ」(前出のテレビ誌ライター)

■変態から謎のオジサンまで

「逃亡医F」に「しもべえ」と、どちらの役も相当クセが強い人物だが、見事に演じ分けている。主演もこなせば、脇でも光る。引っ張りダコなのも納得だ。


「十数年前に安田さんを舞台で見た際には、ただそこに立っているだけで驚くほど色気があふれ出る、そんな俳優さんでした。年齢を重ねた今、その色気がいい具合に少し枯れてきた。そこも今後の役者人生にはプラスになるのでは、と思ってます。キテレツな役も普通も似合う、いい役者さんですよね」(エリザベス松本氏)

 安田をはじめ、役者陣のオーバー気味な演技とあえてのハチャメチャ設定を楽しむ。視点を変えて視聴するのもよさそうな「逃亡医F」。今後の展開に期待したい。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    日本球界今オフを襲うポスティング地獄…“予備軍”もゴロゴロ、空洞化ますます加速

    日本球界今オフを襲うポスティング地獄…“予備軍”もゴロゴロ、空洞化ますます加速

  2. 2
    佐々木朗希とのただならぬ関係…陰で糸引く「黒幕」は大船渡高時代の韓国遠征まで追いかけた

    佐々木朗希とのただならぬ関係…陰で糸引く「黒幕」は大船渡高時代の韓国遠征まで追いかけた

  3. 3
    ついに国民年金65歳まで納付案が…政府がヒタ隠す「年金積立金250兆円」という都合の悪い真実

    ついに国民年金65歳まで納付案が…政府がヒタ隠す「年金積立金250兆円」という都合の悪い真実

  4. 4
    キムタクを縛り続ける《公称176cm》のデータ…「Believe」番宣行脚でも視聴者の関心は共演者との身長比較

    キムタクを縛り続ける《公称176cm》のデータ…「Believe」番宣行脚でも視聴者の関心は共演者との身長比較

  5. 5
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

  1. 6
    「白鵬の弟子」押し付け合い勃発! あちこちから聞こえる師匠譲りの不穏な評判

    「白鵬の弟子」押し付け合い勃発! あちこちから聞こえる師匠譲りの不穏な評判

  2. 7
    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 8
    キムタク主演ドラマがまさかの1ケタ…“考察”慣れしすぎて王道スポ根が楽しめない?

    キムタク主演ドラマがまさかの1ケタ…“考察”慣れしすぎて王道スポ根が楽しめない?

  4. 9
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 10
    大谷は徹底した個人主義、思考回路も米国人…ゴジラ松井とはメンタリティーに決定的差異

    大谷は徹底した個人主義、思考回路も米国人…ゴジラ松井とはメンタリティーに決定的差異