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井上トシユキITジャーナリスト

1964年、京都市生まれ。同志社大学文学部卒業後、会社員を経て、98年からジャーナリスト、ライター。IT、ネット、投資、科学技術、芸能など幅広い分野で各種メディアへの寄稿、出演多数。

今井絵理子議員は2度炎上…「教えてやる」と言わんばかりワードチョイスでは生意気に見えるばかり

公開日: 更新日:

 外交が表よりも裏が重要で、その遂行も表沙汰にできるのも時間がかかるのは、国民とて多くはわかっている。教えてやると言わんばかりのワードチョイスでは生意気に見えるばかりで、伝わるものも伝わらない。言葉で構成される法律に携わる議員だからこそ、ワードチョイスには一層慎重であるべきなのだが、そこは2期目でも未熟ということか。

■TikTokのショート動画へ飛び火

 2度目は、「日常で使える手話」と題したTikTokのショート動画へ飛び火したかたち。普段の生活のなかで利用できる手話の基本を2023年7月からシリーズで実演しているのだが、それまでほとんどなかったコメントがいきなり殺到したのだ。

「写真撮ってください」に「撮ったじゃんエッフェル塔で」、「いくらですか」に「パリ旅行いくらですか」と、全ての動画に嫌みな反応がズラリと並んだ。ルッキズムなど明らかな罵詈雑言も散見され、それらをかき消そうとしてか擁護のコメントも時を同じくして書き込まれ、そこへまた反論があってと、ちょっとしたカオスである。

 弱者に寄り添おうとする投稿に、嫌みどころか誹謗中傷とは、いくらなんでもやり過ぎだ。言論の自由をはき違えていると、立法で規制されて不自由になるのが関の山と、そろそろ身に染みてもよさそうなものだが。議員が相手ならなおさらのことである。 (つづく)

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