磯村勇斗「ぼくほし」高評価なのに低空飛行の《不思議》…生徒役にも左右される学園ドラマの厳しい現実
生徒役にすでに人気の若手俳優を起用していない
レビューサービスFilmarksでの評価は5点満点で3.6と悪くない。《この世界観、好き》《優しい世界で癒やされる》なんて褒め言葉も多いのだが、どうも盛り上がりに欠ける。
「『ぼくほし』で検索すると『生徒』というサジェストワードも出てきます。『ぼくほし』は珍しく生徒役にメジャーどころ、すでに人気の若手俳優を起用していません。学園ドラマは生徒役に注目する若い視聴者も少なくないですから、《見なくていいか》となってしまったのかも」(エンタメ誌編集者)
前出の山下真夏氏は「磯村さんは、やや映画に重きを置いてきた俳優さんですから、“通好み”というか、民放の主演としては弱かったのでしょうか。『ぼくほし』の不器用な弁護士役は愛らしくて、支えてあげたくなる。これまでとはまったく違う顔を見せるさすがの演技力で、胸を打つものがあるのですけれど……最近はシビアな役が多かった共演の堀田真由さんも明るく元気な高校教師役で見応えがありますし」と残念そうだ。
SNSには《NHKの火曜夜10時で放送されそうな良作》なんて声も。カンテレ制作のフジ系月10はドラマ好きの注目枠だが、後半戦で盛り返せるか。
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