バナナマン設楽統が生み出す「絶対的な安心感」 若手時代から変わらぬ周囲を包み込む圧倒的なトーク力

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 もうひとりのトンツカタン・櫻田佑が涙ぐむシーンもあり、現場のシリアスな空気感が伝わってくる回だった。その後、お抹茶が「R-1グランプリ」準優勝を果たすも解散。彼らにとって、これが最良の選択だったと信じたい。

■若手時代から鶴瓶やウンナン相手に平然とトーク

「しらバナ!」を見ているうち、「いろもん」(日本テレビ系。1997年~2002年放送終了)を思い出した。初期は笑福亭鶴瓶とウッチャンナンチャン、途中からウンナンに代わり今田耕司東野幸治が司会を務めたトークバラエティーだ。

 ゲストは、立川談志明石家さんまといったベテランから、爆笑問題ネプチューン、海砂利水魚(現・くりぃむしちゅー)など「ボキャブラ天国」シリーズ(フジテレビ系)でブレーク中のメンバー、おぎやはぎや北陽ら当時の若手まで実に幅広い。とくに司会者3人が若手と絡む姿が新鮮で、バナナマンもこの番組に出演している。

 最初にバナナマンが歌ネタでスタジオを沸かせ、トークコーナーに入ると設楽と日村の経歴や私生活のエピソードなどが次々と明かされていく。司会者の力量を感じると同時に、鶴瓶やウンナンを前に平然とトークを展開する設楽に驚いた記憶がある。

 昨年、ある取材で設楽と顔を合わせた折にもその印象は変わらず、周囲を包み込むような絶対的な安心感があった。そんな設楽がいるからこそ、「しらバナ!」に出演する若手は率直な感情をさらけ出せたのではないか。

(鈴木旭/お笑い研究家)

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