著者のコラム一覧
増田俊也小説家

1965年、愛知県生まれ。小説家。北海道大学中退。中日新聞社時代の2006年「シャトゥーン ヒグマの森」でこのミステリーがすごい!大賞優秀賞を受賞してデビュー。12年「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」で大宅壮一賞と新潮ドキュメント賞をダブル受賞。3月に上梓した「警察官の心臓」(講談社)が発売中。現在、拓殖大学客員教授。

萩本欽一〈4〉当たる番組を作る秘訣「会議ダメ、打ち合わせダメ。任せると下までいい仕事する」

公開日: 更新日:

増田「たしかに関西出身者のほうが元気がいいですよね」

萩本「テレビってタレントが言ったり、ディレクターがあーだこうだ言って、それダメ」

増田「会議は?」

萩本「もうまず会議してるのダメ。打ち合わせ? 打って合わせるなんてことはありえないって。打ったら鼻血が出るだけだよ。合わせたら抱き合うだけだよ。そんなことやったって番組はできないって。私は作ってる時は一切聞かないし、その代わり全部作んないんですよね。『ハガキを読む番組』以上! って。それを渡したらあとはもうディレクターがそこから考える。会議なんかして、みんながやってることっていうのは同じ番組ができるだけだからダメなの。任せる。任されるとみんないい仕事する。下までいい仕事する。余計なこと言わないこと」

(つづく=火・木曜公開)

▽はぎもと・きんいち 1941年、東京都生まれ。高校卒業後、浅草での修行を経て、66年にコント55号を結成。故・坂上二郎さんとのコンビで一世を風靡した。その後、タレント、司会者としてテレビ界を席巻し、80年代には週3本の冠番組の視聴率がすべて30%を超え、「視聴率100%男」の異名をとった。社会人野球「茨城ゴールデンゴールズ」の初代監督、2015年には73歳で駒澤大学仏教学部に入学するなど挑戦を続け、25年10月にスタートしたBS日テレ「9階のハギモトさん!」は今年4月からSEASON3に突入した。

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