キャバ嬢を描いたミセス『シンデレラ』MVが物議…"国民的バンド"の表現の挑戦を阻害するファンの存在
大森は近年、俳優業にも進出し、今回はついに映像監督へと表現領域を拡大している。アニメーション部分でも、モーションキャプチャーのデータをAIに読み込ませ、アナログのキャラクターデザインと融合させ、新しい技術まで積極的に取り込み意欲的に挑戦を続けている。
もっとも、そうした表現者としての挑戦自体が、現在のミセスの立ち位置との相性の悪さを生む要因となってしまっているようだ。
「ミセスはいまや、子どもから大人まで聴く国民的バンドです。存在が大きくなり過ぎたことでファンや保護者から、SMAPや嵐のような国民的アイドルに近い安心感や健全さ、無難さまで求められ始めてしまっている。ただ、ミセスはそもそも大森さん自身が作詞・作曲し、世界観まで作り上げるアーティストです。表現の挑戦こそがブランドの核なのに、“国民的”になればなるほど、『そんな題材を扱うな』『その技術を使うな』といった表現に対する挑戦への制約が増えやすくなってしまう。この矛盾は今後もついて回ることになるでしょう」(芸能関係者)
国民的であるという立ち位置を守り過ぎれば、無難な曲やMVの表現になるなど、今度はアーティストとしての独自の世界観を手放すということにも繋がりかねない。国民的になったことで得た巨大な支持と、アーティストとして表現を拡張し続ける姿勢。この二つの齟齬こそが、いまミセスが直面する新たな壁なのかもしれない。
◇ ◇ ◇
大森元貴については、関連記事【もっと読む】【さらに読む】などでも詳しく報じている。


















