放置で目まいや吐き気、うつ病も…「眼精疲労」は健康保険で治せる

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 単なる目の疲れか眼精疲労か悩むところだが、「一晩寝ても目の疲れがとれない」なら、眼精疲労の疑いあり。保険適用で治療できるし、放置は禁物だ。

 同眼科の眼精疲労外来は完全予約制。詳細な検査に2時間はかかるからだ。その中身は――。

 まずは、基本的な視力検査と眼圧検査、そして「調節微動測定装置」(スピーディーアイ)による、毛様体筋の動きの検査。これにより、眼精疲労の度合いが数値化される。

 記者は「かなり毛様体筋の動きが鈍っていますね。同世代の平均数値の半分ちょっとです」と言われてしまった。

 その後、毛様体筋の働きを麻痺(まひ)させる特殊な点眼薬を使い、より正確な視力を測定。

 結果、記者は軽度の「遠視性乱視」であることが判明。もともと乱視である上に、レーシック手術で若干過矯正になっていたのだ。

 仕事柄、PC仕事は多い。遠くにピントが合っている状態の目で、近くのPC画面を長時間見続けていたら、毛様体筋がヘトヘトになるはずだ。特に遠視は、近視の人より疲れやすいという。

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