九大教授が断言「日本は近い将来1000万人が認知症に」

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 現在36歳の若手サラリーマンが65歳になった時の日本の現実がコレだ。

■原因は糖尿病の増加

 この衝撃リポートをまとめた清原教授は、「私たちが着目したのは、糖尿病と認知症との因果関係です」と続ける。

「認知症が増えているといっても、実際に増えたのは全体の69%を占めるアルツハイマー型認知症だけ。脳血管性認知症などの有病率は85年からさほど変わっていないのです。糖尿病の持病がある人は、アルツハイマー型の危険性が2.1倍になることがわかった。認知症を増やしている要因は、〈糖尿病しか考えられない〉のです。糖尿病の増加率を考えれば、近い将来、1000万人が認知症になると推計されます」

 一方、世間では認知症の主因として悪の権化にされるたばこだが、「禁煙が進んだのに認知症は減らない。つまり、たばこと認知症の因果関係はない」(清原教授)。

 日本に糖尿病患者は2000万人以上。街に認知症老人があふれ、わずかに残された若者が介護する悲惨な現実が差し迫っている。

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