痔にあらず…お尻から“大量出血”は「大腸憩室」が原因

公開日: 更新日:

「大腸の中で便などが憩室に刺激を与え、粘膜が傷つくと、憩室につながる血管は動脈なので、真っ赤な血が尋常じゃないほど出ます」

 便器にポタ、ポタ、ポタ……といったレベルの出血ではない。便器内がバーッと赤くなるほどの出血なのだ。
「この時、出血が大腸を刺激するので、腹がぐるぐる動くなどの不快感があります。出血は、しばらくすると止まりますが、何度も繰り返すうちに出血が止まらなくなり、救急車を呼んだという患者さんは結構います。患者によっては、〈また痔の出血だ〉としばらく様子を見る人がいますが、それが大量出血につながりかねない」

 大腸憩室の出血リスクが高い人は、高血圧動脈硬化の人、血液をサラサラにする抗血小板薬などを服用している人などだ。「大腸憩室がある」というだけでは痛みや不快感などの自覚症状はないので問題ないが、出血をしたら、すぐに病院で検査を受けるべきだ。

■食物繊維の摂取で予防

 大腸憩室の従来の治療は、内視鏡で1センチほどのクリップを入れて、出血した憩室の入り口を挟む方法。ところが、これでは上行結腸など出血量が多い憩室に関しては、5人に1人はうまく止血をできない。日本人はもともと上行結腸の憩室が多いので、適切とは言いがたい。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐藤二朗vs橋本愛騒動が直撃! フジドラマ“出たくない俳優”&“見たくない視聴者”の二重苦

  2. 2

    趣里が7月期テレ朝ドラマで出産後初主演 続く水谷家との「蜜月」で三山凌輝にも復活説

  3. 3

    萩本欽一〈24〉相方の坂上二郎さんとは「遊ばない・食事しない・夢を語らない」を徹底した事情

  4. 4

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  5. 5

    “キムタク効果”見込んだ吉野家の戦略は残念な結果に…ファンの間に沸き起こる「藤田ニコル復帰待望論」

  1. 6

    佐藤二朗騒動の余波!「福田組」の長澤まさみへの“ハラスメント”舞台挨拶の悪ノリ動画が再注目…女性視聴者は嫌悪

  2. 7

    ソフトバンク「佐々木麟太郎シフト」着々…同ポジションの中村晃引退、山川穂高二軍塩漬けが伏線

  3. 8

    「夫婦別姓刑事」とフジテレビの時代錯誤…“看板に偽りあり”のタイトルと「超・年の差婚」設定への嫌悪感

  4. 9

    萩本欽一〈25〉「車椅子でも絶対に明治座に出す」脳梗塞で左半身麻痺の坂上二郎さんを奮い立たせたひと言

  5. 10

    維新また猿芝居…国会空転トップ会談で定数削減法案に“白旗”も「今時点で取り下げない」と強がるワケ