医者いらずの秘訣は「ビフィズス菌&カルシウム」にあった

公開日: 更新日:

“病は腸から”と言われるように、健康維持には腸内環境を整えることが大切。善玉菌の代表であるビフィズス菌が悪玉菌の増殖を抑えてくれるのは今や誰でも知っているだろうが、中高年にはビフィズス菌に加えて、ある栄養素も欠かせない。それはカルシウムだ。

 両方を効率良く摂れる「ビフィズス菌配合カルシウム強化ミルク」を1991年から販売している森永乳業が50代から80代の中高年男女約2万3000人に行った調査結果が3月13日に発表され、注目が集まっている。

 同社と東京医療保健大学と下田妙子教授の共同調査では、3年以上週4回以上の頻度で飲んでいる人と、まったく飲んでいない人で健康状態や病気の経験割合を比較。すると、継続的に飲んでいる人は飲んでいない人に比べて、さまざまな怪我や病気のリスクが減り、日常生活の質も改善されることが分かった。

 まず、飲んでいる男性は飲んでいない男性より、大腸ポリープのリスクが低かった。また、10年以上飲んでいる女性は飲んでいない女性に比べ、過去5年の骨折経験が少なかった。さらに男女に共通して見られた改善は、飲んでいる人は飲んでいない人より、日常生活での物忘れが減ったこと。このように、長く飲み続ければイイことづくめなのだ。

 腸内のビフィズス菌は、年齢を重ねるにしたがって減少することが報告されている。そして中高年に最も不足している栄養素はカルシウムといわれる。これらをしっかり摂り続けることが、“医者いらず”の秘訣のようだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々